Boston review

トム・シュルツが趣味で制作していたものが作品化されたようなもの。ジョン・ボイランがプロデューサーとしてクレジットされているが実質トムがほとんどを手掛けている。作詞・作曲・プロデュース・エンジニアリングはもちろんのこと演奏もボーカルとドラムを除きそのほとんどを彼が行っている。この盤はトムが自らリマスターを行いコンピュータを使いダイナミックレンジ拡充とエラー訂正を行う綿密な作業により実施された。トム曰く「いわば一音一音に磨きをかけた」。

The Piper at the Gates of Dawn review

シド・バレットを中心に制作されたサイケデリックなサウンドの作品。ピンクフロイドの最高傑作に挙げる方も多い。この作品発表後、シドは精神に異常をきたし脱退することとなる。ロジャー・ウォータース曰く「シド以外は誰でも良かった」

Echoes: The Best of Pink Floyd review

ピンクフロイドのベスト盤ではあるが、大幅な編集が行われ各曲が切れ目無くつながっている。脱退していたロジャー・ウォータースも作業に加わり久しぶりに4人が集結した。

Passin' Thru review

ドン・トロイアーノ加入後第1作目。あまりディストーションの効いていないギターゆえハードさが影を潜めた感じの作品である。

Bad English review

Bad Englishのデビューアルバム。ニール・ショーンのギターがあるが故ベイビーズのサウンドをよりスマートにしたような音楽になっている。60分を越える長時間収録は聴き応え十分。

NOT Correct Album review

"It's Over""Lowdown""What Can I Say""Lido Shuffle"というヒットを生み出したボズの名作。このレコーディングに加わったメンバーが後の"Toto"となったのは有名。

Venus and Mars review

ツアーを想定しギターのジミー・マッカローとドラムのジョー・イングリッシュを迎え制作された。リードボーカルはポールの他ジミー・マッカロー"Medicine Jar"とデニー・レーン"Spirits of Ancient Egypt"が取っている。"Listen to What the Man Said"や"Venus and Mars-Rock Show"がヒット。

Band on the Run review

ナイジェリア・ラゴスでの録音。ラゴス出発直前にメンバー2名が脱退したため、ポール・リンダ・デニーの3人で録音を行った。これにより3人の絆がより一層強固なものとなる。ポールがベースの他ギター・キーボード・ドラムスを演奏。タイトル曲"Band on the Run" や"Jet"といった名曲が収められている。ジェイムス・コバーンら豪華キャストによるアルバムジャケットも素晴らしい。

McCartney review

ポール・マッカートニーのソロ第一弾。作詞作曲演奏をひとりで行った。自宅のスタジオで録音した。発売日がビートルズのレット・イット・ビーと同一に設定したためトラブルとなった。リンゴが発売日をずらすよう申し入れをしてきたが受け入れなかった。"Maybe I'm Amazed"や"Junk"などの名曲が収録されている。

The Elf Albums review

エルフのセカンドとサードアルバムがカップリングとなったCD。全曲ロニーとミッキー・リー・ソウルの作。軽快なピアノとロニーの力強いボーカルが良い。ベースもドラムも上手い。この後リッチーと合流し、ブラックモアズ・レインボーとなる。
