Rising review

ロニーを除く元エルフのメンバーが脱退し、元ジェフ・ベック・グループのコージー・パウエルとトニー・カーレイ、ジミー・ベインが加わった。曲の完成度が高く、まさに様式美。レインボーの最高傑作とも言われている。なお、この作品には、ニューヨークミックスとロサンゼルスミックスという異なるミックスが存在するほか、故コージーの自宅からラフミックスが発見されている。タロットウーマンのイントロはとっても格好が良いし、スターゲイザーやア・ライト・イン・ブラックのスリリングな演奏は絶品。これぞまさにブリティッシュロックの王道。

Holly Knight review

ホリー・ナイトの唯一のソロアルバム。全曲リードボーカルとキーボードを担当。曲もホリーの作。周囲に説得されて制作した関係もあり、これが唯一となってしまった。

Spider/Between The Lines review

ホリー・ナイトがキーボードで参加しているSpiderのSpider/Between The Linesの2作が1CDとなったもの。リードボーカルはアマンダ・ブルー。ホリーは歌っていない。収録曲のうち、約半数がホリーの書いたもの。

The Dude review

クィンシー・ジョーンズの1990年発表の作品。愛のコリーダが大ヒット。ルイス・ジョンソン、スティーブ・ルカサー、ジョン・ロビンソン、ハービー・ハンコック、グレッグ・フィリゲンス、等が参加。ヒートウェーブのロッド・テンパートンが多数曲を提供している。

Rise review

ティファナブラス解散後ソロ2作目。「ライズ」が大ヒット。クルセイダーズの代表曲「ストリート・ライフ」では、何と作曲者のジョー・サンプルが参加。ルイス・ジョンソン、ハービー・メイソン、エイブ・ラボリエル等が参加している。

Nature of Things review

サウンドの指向がやや変わり東洋風のサウンドが随所に取り入れられるようになった。ナラダはエレクトリックドラムを主に演奏している。キーボードはほとんど演奏していない。作詞をジェフリー・コーエンに大部分を任せるようになる。ギミ・ギミ・ギミではパティー・オースティンがゲスト参加。キーボード:ウォルター・アファナシエフ、ベース:ランディー・ジャクソン(ジャクソンズのランディーとは同姓同名の別人)、ギター:コロラド・ラスティッチ。

Awakening review

ナラダのソロアルバム第3作目。前2作はセールス的に振るわなかったため音楽性を変えビートの利いたファンキーなダンス系のサウンド中心に変わった。バックのメンバーは固定的なものとなり、キーボード:フランク・マーティーン、ベースがTM・スティーブンス、ギターがコロラド・ラスティッチが務める。アイ・ウォント・ノーバディ・エルスがR&Bチャートの6位まで上がるヒットとなった。

Ecstasy's Dance: The Best of Narada Michael Walden review

ナラダのベスト盤。Garden of Love LightからDivine Emotionsまでの主要な曲が収録されています。日本盤にはボーナストラック、「ソー・ロング」が追加されている。ナラダの作品は永らくCD化されていない作品が多くあったため、このベスト盤の存在は大変貴重であった。

Garden of Love Light review

ナラダの初のソロアルバム。プロデュースは自身ではなくトム・ダウドが担当。ボーカル曲とインスト曲がほぼ半分ずつ収録されている。ナラダは、ドラムの他ピアノとリードボーカルを担当。ボーカル曲はゆったりとしたバラード系の曲。インスト曲はギター中心の曲でレイ・ゴメズ、カルロス・サンタナ、ジェフ・ベックが各々特徴あるギターを奏でている。ベースはウィル・リー、キーボードはデビッド・サンキシャス。

I Cry I Smile review

ナラダのソロ2作目。これ以降ソロ作品は全てナラダ自身がプロデュースを手掛けることとなる。全曲作曲を手掛け、ドラムの他ピアノとリードボーカルを担当。ハイラム・ブロック、ハービー・マン参加。ボーカル曲がほとんどを占めている。アップテンポの曲もあるが、どちらかと言えばゆったりとしたバラード中心の曲で構成されている。インスト曲ワンネス-クライではレイ・ゴメズの素晴らしいギターソロが堪能できる。
