Essentials review

ブレッドの代表曲に、リーダーのデビッド・ゲイツの4曲を加えたベスト盤。ブックレットにはブレッドの詳しい歴史が記されている。日本語盤にはその対訳が付属している。

The Best of Bread review

ブレッドのベスト盤。LPレコード時のもの(1~12曲目)にボーナストラックを多数加えて(13~20曲目)CD化したもの。ブレッド活動時のベスト盤はこの盤とこれのVol.2とタイトルされたものだけであった。

Friendship review

リー・リトナーを中心に結成され短期間存在したバンド、Friendshipが発表した唯一の作品。アーニー・ワッツやドン・グルーシンが書いた曲も多数。販売が振るわなかったのか、すぐ廃盤となり入手困難なアイテムとなっている。

Captain Fingers review

エピックからの第2作目。デイブ・グルーシン、アーニー・ワッツ、ビル・チャンプリンの他、ジェイ・グレイドンが参加するなど豪華なゲスト陣のバックアップの元で制作された。デイブ・グルーシンは2曲提供している。

In Person Friday Night at the Blackhawk, Complete, Vol. 1 review

ハンク・モブレー在籍時のマイルス・カルテットでのライブ録音。ハンク・モブレーはパッとしない力を出し切れていない存在ではあったが、このライブでのソロはいい味が出ています。

My Funny Valentine review

マイ・ファニー・バレンタインなどお馴染みな曲が収録されているけれども、バンドとしてのまとまりや一体感が格段に違うことを演奏を通して感じられます。マイルスのライブアルバムの最高峰。

Strikes Twice review

Greg Mathiesonやクルセイダーズ時代の旧友Robert "Pops" Popwellらが参加して作られた作品。ラリーはギターの他に3曲でリードボーカルを取っている。スリリングなギタープレーが全編にわたり展開されている。

Collection review

GRPのベスト盤。ワーナー時代の曲も収録されている。日本で発売された初期の作品からのベスト盤とは選曲が重なっていないのが特徴。

In a Silent Way review

エレクトリックピアノやオルガンといったキーボードを複数、エレクトリックギターと電子楽器を大幅に導入しフュージョンの元祖と言われた作品。それまでのジャズになかった様々な新しい要素を取り入れ新境地を開拓したと言えよう。ウェイン・ショーターとジョー・ザビヌルがここで出会い、ウェザーリポートの結成につながったのは有名。

Sketches of Spain

アランフェス協奏曲とスペインの古い民謡を元に作曲された曲を演奏。マイルスのトランペットを初め録音はほとんどがファーストテイクを用いている。「スケッチ・オブ・スペインみたいな音楽は33回も4回もやったら、表現したいフィーリングが失われてしまう。」とマイルスはコメントしている。参加ミュージシャンは、ジャズもクラッシック音楽も同じくらい高いレベルで演奏できる者を集めた。なのでひどく人選に苦労した。それは当然のことです。ギル・エバンスはスペインの民謡をかなり綿密に研究、この曲のスコアを担当した。演奏したマイルスは「全体的に演奏が難しかった。もっとやさしく演奏できるようにも書けたはずだ。でも、ギルはこう書かないと気が済まないのだろう。音の強弱について、相当綿密な指示が書かれていた。」また、この作品ではモード奏法を深く探求し可能性を追求した。
