Reviews by Koji Ishimura

再結成デープパープルの第１弾。再会を喜び合い和やかな雰囲気の中で制作された作品。まさか再結成されるとは夢にも思いませんでした。しかも解散せず延々と続いているのには驚かれます。デープパープルが再結成されるのなら巨額なお金を積んでも良い、という人がいて実際巨額な契約金が交わされたという。それだけ解散が惜しまれ、再度デープパープルが観たい聴きたいと思われていた証拠でもある。また、５人のメンバーもいつかまた一緒にやれたならと思っていた。デビッド・カバーデールを含むラインナップでという意見もあったが、リッチーは第２期のメンバーならやりたいという意見を持っていた関係もあり第２期のメンバーでの再結成が実現した。
やっぱり、リッチーのギターとジョン・ロードのオルガンは相性がいい。加えてイアン・ペイスのドラムも。レインボーに欠けていたものが加わるとサウンドがしっくりときます。イアン・ギランものびのびとそしてリラックスしてディープで張りのあるボーカルを聴かせてくれる。
作曲のクレジットについて、かつての第２期は、ブラックモア・ギラン・グローバーで作られていたにもかかわらず、ジョン・ロードが自分にもクレジットを与えろと文句を言い、ダメならデープパープルを辞めると文句を言うような一悶着があったためイアン・ペイスとともにクレジットされていた。ところが再結成後は、数曲を除いてブラックモア・ギラン・グローバーのクレジットで統一されている。
プロデュースは、マーティン・バーチとかではなくバンド全体がクレジットされてはいるが実務はロジャー・グローバーが担当している。より面倒な制作作業はロジャー・グローバーが引き受けているらしい。サウンドは後期レインボーを思わせる曲が多い。ジョーリン・ターナーが歌っても違和感はない。
この作品発表後、従来のメンバー間にいざこざが起き、トラブルが頻繁に起き、リッチーはたまりなねて脱退をしてしまう。

サイモン・フィリップス、モ・フォスター、トニー・ハイマスがバックを務めている。当初ヤン・ハマーが加わったセッションでレコーディングされたが、一部の曲を除きトニー・ハイマスを加えて取り直しが行われた。

ミュージシャンとして低迷期にさしかかった際にジョージ・マーティーンをプロデューサーに迎えて制作された作品。ジョージ・マーティーン曰く、ジェフは何やってもどうせ売れないだろうなどと半場やけくそになっていた。逆に何でもこちらの提案に乗ってくれたので実にやりやすかった。例えば、ここにストリングスを入れようと提案すると、良いかもしれないね、と言ってくれて抵抗なく仕事ができた。参加ミュージシャン。マックス・ミドルトン、フィル・チェン、リチャード・ベイリー。スキャッター・ブレインのようなスリリングな曲もあれば、悲しみの恋人達のような美しい泣きのギターを聴かせてくれる曲もある。

ジョージ・マーティーンがプロデュースした第２作目。ナラダ・マイケル・ウォルデン、ヤン・ハマー、マックス・ミドルトン、などが参加している。ヤン・ハマーが書いたブルー・ウインドーがライブの定番になる。ナラダ・マイケル・ウォルデンが４曲提供。

元イエスのスティーブ・ハウとジェフリー・ダウンズが元キングクリムゾン・ＵＫのジョン・ウェットンと元ＥＬ＆Ｐのカール・パーマーとエイジアを結成。そのファーストアルバムがこれ。プログレシブロックがぐっとポップな感じになりとっても良いメローディーとテクニックある演奏が繰り広げられる。

ベイ・シティ・ローラーズのデビュー作。ほとんどが他人の曲を取り上げているが、エリックとウッディで書いたオリジナル曲も収録されている。演奏は、外部のスタジオミュージシャンによるものと言われている。もちろん、クレジットにはないが。

イアン・ミッチェル脱退後パット・マグリンを加えてレコーディングを進めていたが、発売前に脱退したためクレジットされていない。"Sweet Virginia"はパットがひとりで書いた曲と言われている。

"Tim Moore"と"Behind the Eyes"が一枚になったお買い得盤。ベイ・シティ・ローラーズが大ヒットさせた"Rock And Roll Love Letter"のオリジナル曲がここに収録されている。これだけでも十分聴く価値があります。

ジャケットデザインは、ヒプノシス。ブラックサバスの過渡期とあってやや趣の異なる作品である。従前のサウンドの曲に加え、ドン・エイリーのキーボードがフューチャーされる曲があったり、ジャズっぽい曲があったり、ホーンセクションが取り入れられた曲もあり、実にバラエティー豊か？

マイケル・シェンカーがＵＦＯ脱退後活動を再開した作品。このレコーディングではゲイリーバーデン、サイモン・フィリップス、モ・フォスター、ドン・エイリーが参加。プロデュースは、元ディープ・パープルのロジャー・グローバーが担当。